佐藤造船所は、宮城県北部、牡鹿半島の万石浦の入り江に位置し、沿岸漁業の下支えとして創業した小さな造船所です。
戦中戦後を生き抜いた祖父、木造からFRPへと技術を磨いてきた父、そして今は私が業務を受け継いでおります。
自然に恵まれた環境の中で大いに遊び、祖父、父の背中を見て育つうちに船大工の道を志し、長崎で造船を学び、設計の仕事に携わり、後に家業へ従事いたしました。
この仕事の厳しさ、素晴らしさ、楽しさ、やりがい、よろこびを教えてくれたのは、祖父と父です。祖母と母は、思いやりと忍耐の大切さを教えてくれました。
そして、お客様やこれまで物心両面で支えて頂いた方々への人としての至誠をとても大切にしてきた祖父母両親でもあります。
こうして今、父から受け継いだ船を造る心、先人が培った技術を次の世代に伝承していく事が私どもの使命だと感じております。
どうぞこれからも皆さまのお力添えをよろしくお願いいたします。
代表代理 佐藤文彦